波乗り・・・。
それは、心と体と自然との調和、自然との融合。
波の浮力と抗力を受けて走り出すボードに乗る時、
ボクは時間が経つのも忘れ、
あらゆる日常の呪縛から解き放たれる。
その時、波と一つになれる。
透き通るような青い日差しとオフショアの風。
今日は絶好の波乗り日和。
うねりが近づく。
パドリングを始める。
リップが今にもブレイクしそうな・・・、
まさにその時、
すっと立ち上がりテイクオフ。
ボードが波の上を走り出す。
体がふわっと軽くなり、透明感が包み込む。
両の手でバランスを取る。
足は吸い付くようにボードを捉える。
ボディーバランスでターンを決める。
辺り大勢のギャラリーが沸く。
見ているあの娘にウインクを送ると、
あの娘もボクの視線に気がついた。
波をメイクしたボクが、
爽快感と達成感に浸っていると、
あの娘が側に寄ってきて
耳元でこんな事を囁いた。
「電車の連結部分で遊ぶと危ないですよ。」
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